いつも何かになりたがっている。

やーやーどうもお久しぶり。前回の更新から五か月経っているようですが、体感では逆にまだ五か月なの? とちょっと驚いたぐらいです。なんと言ってもこの五か月は濃かった。

 

とりあえず仕事を変えました。僕は高校時代に初めてコンビニエンスストアのバイトを始めてからずっとそこで働いていたんですが、それが嫌になっちゃったんですよね。嫌になったというか怖くなったというか。コンビニの仕事ってひたすらルーティンワークで、毎日毎日同じことを如何に素早く効率的にやれるかの無限テトリスなんですが、こんなことやってたらその内他のこと何も出来なくなるんじゃないかって怖くなったって。まぁ要はビビった訳です。仕事なんて楽に金稼げればそれに越したことないのにね。

 

そういう訳でテレアポのバイトについ一か月ほど前転職したんですが、今月末で辞めるつもりです。やはりコンビニ業務は僕の脳を侵食しており、他の仕事は出来なく……なっていたりはせず、全然平気で新しい職場にも慣れられました。それはもうあっさりと。だから辞めることにしました。

 

なんやかんや言って僕まだクソ若いんで、今応用性が皆無になるとか普通に有りえないんすよね。こんな当たり前のことが分からず時間を無駄にしてしまった。結局コンビニの仕事に戻る予定です。仕事中に好きに考え事が出来たあの環境はやはりとても貴重なものだった。というのも、今僕はラノベを書いているのです。

 

そう、ラノベライトノベル。広義でも狭義でも小説と呼んでも良いでしょうが、あえてラノベと呼称しているのは当然僕がそれに的を絞っているからです。つまり僕は、ワナビに堕ちました。

 

六月末に新人賞に応募した拙作がなんの間違いか三次選考まで行ってしまい、哀れな僕はあっさり舞い上がり飛びあがりのぼせ上がって勘違いしてしまったのです。なんだ、作家いけんじゃん、と。

 

でもきっと、僕は同じぐらいそんなものにはなれる訳がないとも思っている。だからこそこの夢を追っているのではないかとも思うんです。酸っぱい葡萄という童話は御存じでしょうか。知らないなら調べてみてください、為になりますよ。

 

まぁ要は手に入らないものをどうせあんなもの下らないと言って諦める心理を謡った童話なんですけど、その逆、手に入らないものをきっと素晴らしいものに違いないと思い込む心理もあるんじゃないかと最近思う訳です。言うなれば千石撫子の恋。言うなれば、僕の夢への憧れ。

 

僕はロリコンですが、ロリコンロリコンである由縁の一つに、恋い焦がれる対象に手を伸ばさなくて済む、その為の努力をしなくて済むというのが有るんじゃないかと思うことが有ります。

 

いつでも何かを目指せるように。何時でも、今の自分は求める自分じゃないと言い張れるように。その為の道具に、夢を貶めてしまってはいないか。そんなことを考えます。

 

この文章を書いていて、僕は「思っている」とか「考えている」とかばっかりだなと思いました。ずっと頭の中は忙しいのに、足は一歩も動いていない。

 

これじゃ駄目だ。

 

明日も頑張ろう。

 

今週のお題「芸術の秋」

 

ラノベ書いてます。けど、超難航気味。つい一年前までラノベなんて二、三冊しか読んだことがなかったせいでラノベの定石というか書き方がさっぱり分からない。かといって目の前にある選択肢は諦めるか頑張るかしかない訳で、それなら僕はもう少し頑張ってみたいなぁという次第。「諦めますか?」に対してドラクエの「いいえ」みたいに永遠ループを繰り返すしかないのが人間の必定なのかもしれません。